編集Y ちょっと横入りしますが、先日、「ビジネスに効く武士道」みたいな企画をやれないかと、資料を読んでみたんです。

 軽いな…。

編集Y そうしたら「武士道」というイメージと、実際とのギャップに驚きました。例えば「卑怯者と言われないためにはどうしたらいいか」、ということに対して、「勇敢たれ」じゃなくて、「いかにそういう避け難い事態から自分を遠ざけるかが大事である」といっているんです。

 ノウハウということ? 思想じゃないの?

編集Y まさしく。例えば抜刀して走っていく武士を見てしまった、と。どういう事態になるか、これは見捨てておけない、と、そいつの後を追ってチャンバラに参戦をするのが武士の道ではあるが、そうするとケガをするよ、と。かといって、見て見ぬふりをしたら、誰かに見られていて「あいつは腰抜けだ」と言われかねない。だから、「そういう場面に行き当たったら、しばらく間を置いて、ハタと気が付いたふりをして、それで後を追って途中で見失え」、ということが書いてあるんです。
(出所は『日本政治思想史 十七~十九世紀』渡辺浩著、東京大学出版会)

目線が国内に向いているっていうのは、
僕もそうなんですけれど、自分の周りが、
日本人ばかりだからっていうのがある気がします。
友達に中国人とか韓国人とが、いろんな国の人が増えてくると、
自然と、イノベーションの対象が世界になってくるのかなあ、と。


そう、日本の、特に学生は、世界に接しようとした時、
自分から外に出て行かないと難しいんです。
アメリカの、このへん(サンノゼ近辺)にいると、
子どもの時からいろんな人種が混ざり合って、
インド人とか中国人とかとギャーギャー遊んでるわけですよ。

そうですよね。
子ども同士だと、言葉が通じていなくても、
一緒に遊んでたり。

そういうのを見ると、
ここで子どもを育てたいなって思ってしまう時がある。
たとえば、世界のリーダーを決めましょうってなった時、
どの国の人がリーダーになったらいいかって考えると、
国力とかを抜きにしても、やっぱり僕は、
子どもの時からいろんな文化に接していて、
いろんな文化に対しての理解がある人に
リーダーになってほしいって思うんですよね。

その意味でも、
そういう方向に日本も舵を切ってほしいなって思うんですよ。
もちろん、日本人だけでいればその中では幸せかもしれないけど、
それだけだと、色々な意味で貧しくなってしまうかもって思う。

そういう視点っていうのは、日本を外から見ることで
初めて見えてくるものだと思うので、
怖がらずにどんどん外に出て行ってほしいなって思いますね。
で、ダメだったり、嫌になったりしたら、
その時は、帰ればいいわけだし。

強い興味を持っている人なら、自分よりもその対象について詳しい人や優れている人を知っているはずです。そうした人に、より優れたエキスパートを一人(ないし数人)教えてもらい、さらに紹介された人に同じようにより優れたエキスパートを紹介してもらいます。こうして「紹介の連鎖」をたどることで、最終的にその特徴(あるいは分野)の最高レベルの人を見つけ出すのです。

ガンジーさんに関する評価は、日本とインドでは正反対と言っていい。
独立後から主流な評価は、
「建国の父という功績は揺ぎ無いが、工業化を阻んだ時代錯誤の石頭で、
パキスタンの分離独立を許し国家の安全保障を半世紀以上脅かす契機を作った大馬鹿野郎」
という扱い。特に最近の若い人は、だいたいそういう評価。

インド旅行に行っても富士山へ登っても生まれ変われはしないのだ。たとえ生まれ変われたとしてもそれまで積み上げてきたものが改ざんできるわけではない。いくら心の持ちようを変えてみても、周囲からの評価も過去の失敗も修正できないのであればそれは変わらない。

もう少し説明すると、「人の目を気にする」人間の大半は、「自分の周囲の少数の人の目を気にしている」だけである。

そして、「人の目を気にしない」というのは、自分一人だけの判断をしているのではなく、逆に、「もっと確かな目(あるときは、もっと大勢の目)」による評価を想定している、という意味だ。

それは、「今の目」だけではなく、「未来の目」にも範囲が及ぶ。

clubmanabu:

[ 2014.07.13 クラブミュージックを学ぶ シエスタ archives ]

永松幸祐 (NMX) テクノ音楽とダンス音楽 
〜クラフトワークを中心に〜

全スライドはこちら
http://urx.nu/amty

(via nemoi)

人は場に染まる。天才をのぞき、普通の人がトップレベルにいくにはトップレベルにたくさん触れることで、そこで常識とされることに自分が染まってしまうのが一番早い。人はすごいことをやって引き上げられるというより、「こんなの普通でしょ」と思うレベルの底上げによって引き上げられると思う。